27 June 2008

連日連夜のユーロ観戦

事務所をいつもよりちょっと早く切り上げて、その分昼食をいつもよりちょっと短くして、毎日午後7時45分よりユーロを観戦。こんなにサッカーの試合を見続けた日は、今までなかったかもしれない。そして今更気が付いたのは、ハイライトだけ見ていては、どのチームが強いかはよく分からないということ。例えば、ロシアやアルシャビンがいいチームであり、いい選手であるのは確かだけれど、ロシア対スウェーデン、ロシア対オランダを見ていた者からすると、ロシアの素晴らしさ以上にスウェーデン、オランダの出来がかなり悪く、ロシアは過大評価されているということ。そしてスペインの試合を初戦のロシア戦以外見ていた者からすると、とてもじゃないが、ロシアはスペインにかなわないだろうと思った(なぜ、こんなことを言うかというと、周辺のポルトガル人はスペインに勝ってほしくないかのように、ロシアを褒めているから)。

スペインに好印象を持つのは、常に攻めていることと、それを可能にする運動量と監督の采配、そして、何より彼らはサッカーをやることに集中しているということ。下手な演技でファウルを取ろうとしたり、危険なタックルでボールを取りに行ったりすることがほとんどない。スポーツマンシップなどというものがサッカーほど存在しないスポーツはおそらく他にはなくて、ずるをするのが当たり前になっている中、スペインの選手はそれを上回る運動量とボールキープ力で相手チームを圧倒している。プジョルやセルヒオ・ラモスのボールの奪い方は圧巻である。これだけクリーンな戦い方(守備偏重ではないことも含めて)をして優勝すれば、サッカー界における革命だと思う。