15 September 2007

ついでにセルビアとも分ける

12日に行われたユーロ予選のポルトガル-セルビア戦をアルヴァラーデ・スタジアムで観戦。前回のポーランド戦が試合内容が良かったのに引き分けてしまったのに対し、今回は試合内容が悪く、ホームで引き分けは当然の結果であったように思う。

アルヴァラーデ・スタジアムは、平日、しかも雨という悪条件にもかかわらず、ほぼ満員。チケットを他の観客から買い取って観戦。5ユーロのチケットを15ユーロで購入。40ユーロのチケットしか残っておらず、まあそこまでして見なくてもなあ、と思っていたのでラッキーだった。

ポルトガルの国歌が流れると、何とも言えず高揚してしまう今日この頃。試合開始とともに攻め続けて、ロナウドがFKを獲得。それをシマオンが直接ゴール。前日のRTPのサッカー番組では、「シマオンか、クアレズマか?」という投票が行われ、クアレズマが圧倒的な支持を得ていただけに、シマオンはしてやったりだっただろう。続いて、華麗なパス交換からボジングワがクロスを上げて、抜け出したヌノ・ゴメスがドンピシャのシュート。しかし、ゴールポストに阻まれる。これが決まっていれば、ポルトガルは楽に勝てたに違いない。

その後、ポルトガルはこれでオッケーとばかりに攻めない。デコの不調もあって、後半はポルトガルに見所はほとんどなく、ボールをキープできずに奪われて、ピンチが度々訪れる。追いつかれそうな嫌なムードが漂い始める。そして悪夢は再び。終了間際に失点。スタジアムにいた観客から一斉にため息がもれる。そしてブーイングの嵐。3試合連続のドロー。試合後にはごたごたがあって、スコラーリ監督が相手ディフェンダーにパンチを浴びせる事件が、、、(今やポルトガルの新聞はあの「マディ失踪事件」と「スコラーリパンチ事件」で占められている)。

同じ日には、首位ポーランドと2位フィンランドが直接対決して、こちらも引き分け。上位4チームに順位の変動はなし。3位ポルトガルと4位セルビアは上位2チームより1試合少なく、見た目以上の混戦である。残り4試合。グループ以上にチーム内がごたごたし始めているポルトガル代表は果たして勝ち抜けるのだろうか。