20 February 2007

ヴェントゥーラ・トリンダーデ


『POLIS』展の会場構成を手がけたヴェントゥーラ・トリンダーデ・アルキテトス(Ventura Trindade Arquitectos)の代表作、Quinta em Evora。既存建物の屋根をスパッと切り取って、ランダムに箱が連なりあったようなヴォリュームの四方をすっぽりと取り囲む。それによって箱と箱の間にもともと外部であった残余空間ができ、そこがパティオになっている。このプロジェクトは以前から知っていて、写真を見ながらいいなあ、と思っていたのだけれど、「建築許可申請の過程の大部分は解体の手続きだった」という解説文を読んで、そうか、これもいわゆる「減築」というやつだな、と納得。

(プロジェクトの詳細: http://www.europaconcorsi.com/db/pub/scheda.php?id=15097、写真も同サイトより。)