25 February 2007

仕事から逃げる言い訳

今月はこれまで休みが一日しか取れていない。今週末も出勤。でも、この状態はコンペを提出し終わるまで続くだろうな。3月8日まで、まだ2週間くらいあるよ、、、。

そんな中、僕を事務所から救い出してくれたのが、キュレーター兼エディターのてらださん。横浜に新しい建築スクールをスタートさせるために現在ヨーロッパ視察中の彼女は、リスボンにも足を延ばしていた。ARXのジョゼ・マテウスとともに事務所にいらっしゃったてらださんに事務所の案内をする(最近、日本の建築関係者は決まってジョゼ・マテウスを通してうちにやってくる)。その後、ジョアン・ルイスとイネシュ・ロボと4人で夕食へ。僕がポルトガル人ならば、滅茶苦茶緊張したに違いないこの夕食会は、コンペ中の事務所から抜け出す絶好の言い訳となった。しかも、レストランはビカ・ド・サパト。ビ・カ・ド・サ・パ・ト。テージョ川沿いに位置するこのレストランのすぐそばには、時々客船や貨物船が停泊しているのだけれど、天井高6、7メートルはあるレストランの窓は、その夜、鮮やかな緑色の船体で覆われていた。僕は(おそらくてらださんも)かなり頭がぼおっとしていたけれど、久しぶりのおいしい食事にありつき、しかも瞼が閉じそうになりながらも話し続けるパワフルなてらださんに触発されて、元気になった。