タラゴナから車で北へ1時間弱のところにポブレーは位置する。そこには世界遺産にも登録されているポブレー修道院がある。1151年にシトー派修道院として築かれる。19世紀以降、廃墟と化していた修道院の修復が1930年から始まり、1940年から再び修道士がそこで生活を始める。現在でも修道士が生活しているため、見学できる部分は限られている。修道院のプランと航空写真を見たとき、その複雑なボリュームの重なりに興味を持ったのだが、そのような理由で、残念ながらそれを空間として実感することはできなかった。
他にもバイボナ、サンテス・クレウスの修道院を見て回る。これらもシトー派の修道院で、人物、動物などを描かない簡素な装飾がシトー派修道院の特徴である。