来月に引越しをしなければならなくなって、現在、家探し中。引越しをしなければならない理由が、僕にとっては本当にくだらない理由でやるせない。
同僚でもある家主が事務所をクビになり、お金が必要となった彼女は家賃を吊り上げた。ほとんど、「出て行け」とばかりの吊り上げ様で、僕はあきれて反論する気もしない。いろいろと良くしてくれたのだが、正直なかなか付き合いにくい人である。僕がその吊り上げられた家賃を払うことで、彼女を助けることができるかもしれないが、その金額はちょっと僕には受け入れられないので、来月には僕はこの家を出て、彼女は新たな住人を探すことになった。
今日の午後、1件部屋を見てきたが、まあ良くも悪くもない感じである。現在はシャワー・トイレ・簡易キッチン専有で家賃の割には条件が良すぎたので、ある程度のランク・ダウンは仕方がない。仮の住まいにそれ程お金をかける気はないので、今払っている以上の家賃は払いたくない。今日見てきた部屋は、4人でシェアする形で、家主はドイツ人の建築評論家。僕の寝室となるところは6畳ほど。共有バス・トイレが2つあって、片方はほぼ自分が専有できそうな配置である。立地は今住んでいる所から歩いて5分程なので、交通の便もまずまず。
その後、アルファマや事務所近くのサントス、ビカ周辺を歩いて周るが、1件も「貸します」の看板を見かけない。「売ります」はたくさんあるのだけど。まあ、ポルトガルでは、家は借りるものではなく、買うものなので、なかなか賃貸物件は見つからない。