大晦日はポルトへ。
シザ事務所のセシモさん宅でアンコウ鍋パーティ。セシモさんと僕と、彼の同僚のスペイン人、ペレとベアトリスの4人で鍋を囲む。何と彼らは31日も働いていた。もっとも日本人の「12月31日」に対する感覚とは違うんだけれども(僕だって今日1月2日から働いている)。シザ事務所での仕事の様子を3人がおもしろおかしく話してくれた。彼ら外国人部隊のポルトガルにおける悪戦苦闘を知る。でももうすぐ彼らをインドが待っている。同僚のインド人の結婚式に呼ばれたため、2、3週間休暇をとってインドへ出かけるらしい。みんなかなり楽しみにしているようで、時々事務所内で思い出したように「インディア!、インディア!」と連呼し始めるらしい。でもセシモさんによれば、シザはちょっとご立腹とのこと。何しろ事務所の半分近くの人がインドへ旅立ってしまうからだ。
アンコウ鍋の後、僕がポルトへ来る途中にアベイロで買ってきたオヴォシュ・モレシュをデザートに食べる。そしてシャンパンを持ってリベルダーデ広場へ。駐車場がなかなか見つからず、危うく車内で年を越しそうになったけど、何とか5分前くらいに広場にたどりつく。セシモさん、誤って11時58分くらいにシャンパンを開けてしまう(誤射)。そしてその2分後くらいに、何となく他の人のシャンパンが開き始め、正確にはいつ年を越したのか分からぬままに新年が明ける。誰かが開けたシャンパンの栓が頭をかすめ、セシモさんはシャンパンを夜空に向かって発射する。
市庁舎の上から次々とあがる花火を眺めながらシャンパンを回し飲み。本来はホシブドウを12個食べるところを、シャンパンを24回くらいみんなで回す。
花火が終了すると、今度は別のスペイン人の同僚の家でパーティ。お屋敷と言った方がいいくらいの広い家で、30人以上の人が集まる。ほとんどの人がポルトに住むスペイン人ということだった。そこに1時間くらい居て午前3時頃セシモさん宅に帰る。久しぶりに結構な量のお酒を飲んだ。