03 September 2005

日葡比較文化論

昨日は久しぶりに週末のバイロ・アルトに行った。ここは飲み屋だらけで特に金曜・土曜の夜はとても混んでいる。最初にリスボンに来た時は毎週末のようにここへ来ていた気がする。だいたいどの飲み屋もそんなに広くはなく、というかこの地区に存在する飲み屋のキャパを越えた数の人がやってくるため、人がたくさん通りに溢れている。夏であろうと冬であろうと、地元の人も観光客も、みんな夜遅くまで通りに出て飲んだくれている。

昨日は日本にいる時並にビールを飲んだ。インペリアル(日本で言う生)を5、6杯。これはおそらく日本の中ジョッキ2杯半くらいなので、そんな、馬鹿みたいに飲んだというわけではない。でも普通のポルトガル人はこんなに飲まない。留学したばかりの頃、ポルトガル人の友達にインペリアル3杯目にかかったところで、「もうやめといた方がいいよ」と言われたのを覚えている。特に飲める飲めないという問題ではなく、「酔っ払う」ということがあまり善しとされていないようだ。日本だと特に学生なんかは酔っ払うために飲みに行っているような場合もある。そういったモラルの違いの存在はとても興味深い。

一方で、ポルトガルでは飲酒運転は日常茶飯事。もちろん「運転しないといけないから」といって飲まない人もいるけれど、同時にかなりの人が飲んだ後でも車の運転をする。日本人に比べて酔っぱらいにくいということももちろん関係しているが。

飲酒とか、男女間の間合いとかに関してはいろいろと違いがある。でも、やっぱり事務所内には喫煙コーナーのようなものは設けるべきで、しかも模型の上でタバコ吸ったり、タバコ持った手で模型指すのはやめてほしい。絶対にやめないだろうけど。