22 June 2010

ケチャップ

ゴールはケチャップのようなもの。

これはポルトガルで失笑を買った、クリスティアーノ・ロナウドの名言。ケチャップはなかなか出ないが、突然ドバっと出ることがあり、ゴールもそれと同じ、ということらしい。

今日の北朝鮮戦では、ポルトガルが予選からの鬱憤を晴らしたかのようなゴールラッシュ。事務所のミーティングルームで仕事を中断して同僚とともに観戦。7度雄叫びが響いた。ラウール・メイレレスとティアゴが良かった。デコを先発から外したのが正解。ここに来てポルトガルはようやくベストメンバーを見つけたようなので、決勝トーナメントでも期待できそう。ただ、北朝鮮の守備がひどかったのも事実。ロナウドのヘンテコ・ゴールはまさしく急に出たケチャップのようだった。

そして夕飯を食べながらスペイン-ホンジュラス戦を観戦。スペインはちょっと心配。2-0で勝ったものの、まだ60パーセントくらいの力しか出し切れていない。スペインの新聞ではゴールラッシュできなかったことが悔やまれていた。パスワークやボールキープは抜群にうまいが、シュートが入らない。トーナメント進出の可能性はまだ半々という感じ。

ところで、日本と韓国にはぜひ決勝トーナメントに進んでほしい。ここで敗退してしまうとまたなめられてしまう。欧州予選は厳しくて大変と言われているが、ポルトガルのグループを見ていた限りでは決してそんなことはなかった。デンマークはオーストラリアと同程度だし、ハンガリー、スウェーデンはせいぜいウズベキスタンくらいの力しかなかった(ポルトガルはポルトガル自身と戦っていたから)。だからここはがつんとデンマークに勝って極東アジアは家電だけではないというところを見せてほしい。

ついでに地域別に見ると南米勢はここまで一度も負けていないどころか、8勝2分けとダントツな強さを誇っている。