16 January 2006

ポルトガルとスペインのブラウンフィールド調査

ここのところ、年末年始ということもあって週末出かけることが多かった。自然と自分の部屋が無政府状態となり、洗濯物からも不満の声が聞かれた。しかもこちらは冬に洗濯物が乾きにくい。10月くらいから雨季に入り、外に洗濯物を干しておくと、いつ雨にさらされるか分からない。だから室内に干さざるを得ないし、そうすると乾くまでにだいたい2日か3日くらいかかる。あの、夏の洗濯物の乾きの早さがなつかしい。夏は夏で、外に干しておくと一気に色褪せてしまうんだけどね。

それで今週末は部屋の中を整理したり、洗濯をやったり、Fnacで本を物色したり、カレーを作ったりしてのんびりと過ごした。週末にこういうふうに一人で生活の中の些細な事をこなしていくのは心地がいい。そしてこういう時間にいろいろな事柄を落ち着いて考えることができる。

昨日も書いた通り、2月末に大学から研究員のAKTさんと後輩のHREくんがポルトガル、スペイン臨海部のブラウンフィールドの調査にやって来て、僕もそれに同行することになっている。リスボンとバレンシアがメインになるのだが、そのヒアリング先を見つけてコンタクトをとるという大事な役目を僕は負っている。これについてもやはり、週末じゃないとゆっくり時間をとって考えることができない。今日はリスボン港湾局にヒアリング依頼のメールを送る。そして、AKTさんにこちらでの移動手段に関する件とこちらの進捗を報告する。リスボンに関しては一度ヒアリングを行ったことがあるのでコンタクトをとりやすいが、バレンシアに関してはまだ情報収集中だ。とりあえず、バレンシア州政府、バレンシア市、バレンシア港湾局と片っ端から関係のある主体のウェブサイトを見ている最中だが、市のウェブサイトにずばりウォーターフロントの開発に関するニュースを発見。来年あたり国際コンペを行う予定であるとの市長の表明が載っている。バレンシアにおいてウォーターフロントの再開発がまさに進行中であることを思わせる。マスタープラン等もダウンロードする。

宿泊先などの基本情報も気になるので、午後、散歩ついでにバイロ・アルトのオオシマ、ミヤウチ邸を訪ね、「地球の歩き方 スペイン」を借りる。そこで思いもかけず、見た目ロールキャベツ風のおしゃれなお雑煮をごちそうになる。だしがよく効いていておいしかった。そのあと和菓子とお茶までごちそうになった。

しばらくの間、週末はこの件に関していろいろと時間を使うことになりそうだ。