05 February 2012

危機の中の建築展

東京、京都、サンパウロと巡回した「Tradition is Innovation」展がいよいよ本国ポルトガルに巡回する。リスボンにある建築家協会で開催される今回の展覧会は、これまでにも増して資金難である。いや、資金難などというものをとうに越してしまっていて、資金などない。サポートする建築家協会もお金がないことになっていて、展示とレクチャーの会場提供のみ。まあでも、ここで僕はそのことで建築家協会を非難する気などもはやなく、このような状況の中でどれくらいのものができるかを楽しんでみようと思う。インタビューの中で建築家たちは口を揃えて「危機の中の建築」というものを語っているわけだけれど、僕らは「危機の中の展覧会」というものを考えてみよう。来週の火曜日よりリスボン入りしてちょうど1週間の滞在。約2カ月ぶりのリスボンの空気もたくさん吸い込んできたい。

展覧会の詳細は下記の通り。展覧会のウェブサイトも参照。

名称:Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展(ビデオ・プロジェクション)
会期:2012年2月11日 - 3月9日(土、日は閉館、但し、初日を除く)
時間:10:00 - 18:00(映像全編約1時間のため、最終入場は17時までにお願い致します。)
会場:Ordem dos Arquitectos SRS
Travessa do Carvalho, 23
1249-003 Lisboa

主催:Point of View (ゴンサロ・バティスタ + 志岐豊)
協力:Ordem dos Arquitectos SRS