23 December 2010
ファサードの改修
リベルダーデ大通りの改修プロジェクトでは、ファサードの改修が完成に近づいてきた。ファサードに面した窓のアルミサッシを全て木のサッシでデザインし直し、取り替え、1階の店舗部分もテナントの再編に伴いファサードを変更。外壁は淡い水色で塗り直す。この水色は個人的には若干青みが強い気がする。リスボンの街並は、赤茶の瓦屋根とコントラストをなすように、水色、ピンク、黄色、黄緑、灰色などの淡い色で外壁が塗られる。こうして出来上がるカラフルな街並がいかにもリスボンらしいのだが、同僚のパウロの意見としては、最近の建築家のミニマル志向のせいで、ほとんど灰色と変わらないような水色やピンクで外壁が塗られるようになり、市が現在より原色に近い色で塗るように指導しているとのこと。それを聞いて少しは納得が行く。ちなみに夕暮れ時に見ると、少し紫がかり、きれいに見える。既存部分の構造壁の補強が完了し、いよいよ屋上の新築部分の鉄骨の組み上げが始まる。