サッカー日本代表の新監督が決まった日、ポルトガル代表を襲う衝撃的なニュースがあった。ポルトガル・アンチドーピング協会が、カルロス・ケイロスにさらに6ヶ月間の代表監督としての活動を禁じたのだ。
日本が代表監督人事でもめていた以上に、ポルトガルは深刻な問題を抱えている。前回ワールドカップ大会前の合宿中に、ドーピング検査を妨害していたとして1ヶ月間の謹慎処分を受けていたケイロスに、9月頭から始まるEURO2012予選の開始直前になって、さらに6ヶ月間の活動停止処分が下った。これを機に、ワールドカップでの選手選考、采配が不評であったケイロスを解任する動きが出ている。
代表からはデコ、パウロ・フェレイラ、そしてケイロスが信頼を置いていたシマォンが引退。それに代わって、ようやくモウティーニョが代表入り。前期のリーグ戦で躍進したスポルティング・ブラガから新戦力を迎えるなど、これから新しい一歩を踏み出そうというところで、このニュース。それに追い討ちをかけるクリスティアーノ・ロナウドの負傷。ポルトガル代表は早々とピンチを迎えている。