24 May 2009

ムセウ・デ・アルテ・サクラ・ダ・セ


事務所が改修を担当したエヴォラのカテドラルの美術館が昨日オープンした。僕が事務所に入った1年目に設計に携わったプロジェクトであったので、オープニング・パーティに呼んでもらう。その時、僕が担当したのは教会脇の入り口の斜路。このプロジェクトのチーム・リーダーであったペドロ・アブレウが、どうだ、気に入ったか?と話しかけてくる。

1年目はペドロのチームでよく仕事をした。コヴィリャの橋やカンポ・マイオールの城の改修など、その頃関わったプロジェクトが最近になって徐々に竣工し始めている。事務所一の変人と呼ばれるペドロだが、実務経験豊富な彼はポルトガル語もほとんど分からなかった僕にいろいろと懇切丁寧に教えてくれた。そしてペドロが評価してくれたが故に、未知の国からやってきた僕を事務所は留めることにしたのだ。

今週末もリベルダーデのプロジェクトを進める。最後の詰めの作業。エヴォラを訪ねたことで、またエネルギーをもらった。