日本の建築雑誌社より翻訳の依頼がある。担当者は、2年前のリスボン建築トリエンナーレをきっかけにお会いした、当時は大学生であった方であった。彼女はその後、出版社の編集部に就職し、今回仕事を依頼して来たわけである。よく自分のことを覚えていてくれたもんだ、と感心する。さらに驚くべきは、ポルトガル語ではなく、スペイン語から日本語への翻訳である。ポルトガルにいるんだから、スペイン語も分かるに違いない、と思ったのかもしれない。
それで週末はその翻訳に取り組んだ。A4一枚分のわずかな分量だけれど、わざわざ依頼してくれたことが僕としてもうれしかったので、丁寧に、正確に訳した。