ベルモンテより車で東へ約20分のところにソルテーリャは位置する。国境近くの要所として13世紀より発展してきたソルテーリャは中世の街並を現在に伝え、モンサントやピオダォン、ベルモンテなどと共に、「ポルトガルの歴史的な村」にノミネートされている。「Programa de Aldeias Históricas(歴史的な村政策)」は1991年にポルトガル政府主導で行われた、歴史的遺産価値が高いとされる村々の保存、再整備政策であり、ポルトガル中部のベイラ・インテリオール地区にその多くが位置している。
ソルテーリャの村はモンサントと同じく、巨大な岩がごろごろと転がっている中に村が形成されている。モンサントやピオダォンに比べてやや知名度が低いためか、前者のような観光地ずれがなく、かなり好印象である(モンサントやピオダォンではまず最初に土産物屋に迎えられる)。巨岩とその間を縫うように立ち上がる城壁が特徴的なランドスケープを形成している。