15 July 2006

冷蔵庫が届く

アヴェニーダのこちらの家に引っ越してから2ヵ月半が経つ。その間日本に3週間帰国していたため、実際に住んだ期間は2ヶ月弱になるが、今のところ僕は同僚でもある同居人のマリアにいろいろなものを借りて生活している。部屋自体はバス・トイレ、キッチン付きの2階部分をまるまる貸してもらっているため独立性は高い。けれども、こちらへ引っ越す以前も間借りをしていたためテレビや冷蔵庫といった家電を何も持ち合わせていなかった。だから食事やちょっと飲み物を取りに行く際にもその都度1階へ下りて行かねばならず、テレビがないため世の中の情報に取り残されることもしばしばだった。

だから最近僕は家電を買いまくっている。テレビ、冷蔵庫、電気ポット、ホットサンド用プレート、という風に。それで唯一配達を頼んでいた冷蔵庫が今日ようやく届いた。こういう大きな家電が届くといろいろと部屋の配置も変更を迫られ、コンセントの数・位置を考慮してあれこれと知恵を絞らなければならない。でもこういうのは楽しい。少なくとも僕にとってはビーチに行って日光浴をするより楽しいもののような気がする。それ以外にも今日は浴室にシャワー用のカーテンを取り付けたので、一度に部屋がバージョンアップしたような気がする。

それにしてもリスボンは今異常に暑い。紫外線の量も多いようで、ますますビーチに行く気をなくす。リスボンの夏の日射はちょっと油断ならない。肌を焼こうなどと思うと大変なことになる。あまりの暑さに僕はすでに頭痛がしている。今日届いた冷蔵庫に頭を突っ込んで見たが、そうやって一日中過ごすことは不可能なことは明らかなので、仕方なく冷蔵庫のドアを閉める。