僕がポルトガル人じゃないということもあるのだろうけれど、試合後、負けても何の感情も湧き上がってこないさっぱりとした負けだった。ポルトガルも頑張っていたんだが、自力の差があった。前日のドイツ-イタリア戦同様に。本当に強い2チームが決勝に進んだのではないだろうか。
試合開始前、ちょっとした緊張感を心に秘めつつも、顔を見合わせたら思わず微笑みあう、そういう雰囲気が町中にありそれが何だか良かった。普段はサッカーに興味のない同居人のマリアも、この日ばかりは落ち着いていられないようだった。そして事務所では誰もが専門家になり意見を言い合い、それも微笑ましかった。
でも、優勝パレード見たかったなぁ。負けても車のクラクションが鳴り止まないリベルダーデ大通りを歩いていると、一層その思いが強まった。ポルトガル人じゃないけれど、やっぱりちょっと悔しい。