07 October 2005

ポルトガルで歯医者へ行く

2週間くらい前に歯医者へ行ってきた。海外で病院に行くなんてかなり不安なのに、ましてやポルトガル、、、。模型をいっしょに作っていれば、彼らの手先の器用さがどれ程のものかは十分承知である。うーん、不安だ。

歯医者さんはアントニオの友人のお母さん。というわけで、知り合いづてだし、アントニオも「彼女はいい腕してると思うよ」と言っているし、全く一人で見知らぬ歯医者に飛び込んでいくのに比べればまだ不安は少ない。場所は新市街地のヘプブリカ通り。事務所を早めに切り上げて予約の午後6時に到着。受付は来る前に場所を電話で聞いたおばあちゃん。「名前と住所と生年月日をここに書いて」と紙を渡される。それを記入して待合室で待つ。5分くらいして診察室に呼ばれる。

アントニオの友人のお母さんである女医マリアとアシスタントの女性が迎え入れる。マリアに「治療した歯に被せていた銀色のものが外れてしまったから、そこを治してほしい」と伝えて、早速診察開始。もう4ヶ月前くらいに外れていたので、治療していた部分が結構汚れていたらしい。この日はレントゲンを撮って応急処置をして終了。

ところで、日本で歯医者に行くと、患者の不安を取り除くために、音楽が低いヴォリュームで流れていたりするが、このリスボンの歯医者では治療を始めると何と、マリアが鼻歌を歌いだした。よく聞くと、アシスタントの女性も鼻歌を歌っている。しかも2人で別々の鼻歌。おそらく、同じ効果があるのだろうけれど、夕日が差し込む少し暗い診察室で、患者の不安を取り除くために2人の女性が耳元で鼻歌を歌う様子は、何か、色っぽい感じがしたな。