先週末、日本からいらっしゃった大学の先生、ホリエくんとともにビルバオ周辺を旅行した。ビルバオに来るのは、これが3度目だったけれど、来る度にいろいろと発見がある。7年前、初めて訪れた時は、もちろんグッゲンハイムがお目当てだった。2度目の去年は、ビルバオ近郊のバラカルドやポルトゥガレテにも足を延ばし、工場跡地再生の現場やエドゥアルド・アロヨのサッカー競技場、今まで見たことのない不思議な交通機関を見たりした。そして3度目の今回、僕は町のあちこちにあるパブリック・アートに目を奪われた。チリダやオテイサなどバスク出身のアーティストによるパブリック・アートはビルバオの町にうまく溶け込んでいた。スペイン北部の都市には彼らの作品をたくさん見ることができ、それがこの地域を旅する醍醐味の一つである気がする。
写真は、市庁舎前にあるデ・オテイサの作品。