あまりにも久しぶりの日本だったので、いろいろと日本が客観的に見えたこの夏。しかし、日本の夏はこんなにも過ごしづらかったか、、、。どこへ行っても冷房が効き過ぎていて、建物の内外の温度差が激しく、体がおかしくなりそうだった。事実、体が弱っていく感じが自分でも分かった。でも、そんな冷房の効いたレストランや居酒屋で飲むサントリープレミアムモルツは格別だった。
今回は結構いろんなところを訪ねたけれど、特に田舎は自然が多く、日本もまだまだ捨てたものではないな、と思う。尾道、これは田舎と言うよりは地方都市だが、町中の建物自体は結構ひどいけれど、それ以上に樹木や瀬戸内海の風景に圧倒的なパワーがあって、不思議と調和しているように見えた。結局、人間の作るモノより、自然の方が「更新」していく強さがある、ということを日本の風景を見ながら感じた。
ただ、JR奈良駅を下りて、奈良公園まで向かう途中の駅前通りはひどすぎる。日本の駅前通りというのは大抵がみっともないが、奈良にお金を使わない意図は理解できない。意外にも、岡山の駅前がすっきりと整備されていて好感が持てた。後楽園も良かった。
リスボンへ帰ってきて、またまた空港からのタクシー運転手には閉口してしまった。ただし、重い荷物でもトランクにきちんと入れてくれるし、目的地に着けば下ろしに来てくれる。日本ではトランクがポーンと自動的に開いて、タクシー運転手は車内で行儀良く待っている。サービスとは何なんだろう?