13 December 2007

マイ・スウィート・ホーム

10月末にマリアの家を出て以来、精神的にも、金銭的にもかなりの負担があって、ストレスの溜まる日々だったけれど、それも過去の話しになりつつある。「リスボンの思い出」というよりは、「人生の教訓」という部類に入る経験だったかな。まあ、3年近く入れば、いい思い出ばかりとはいかない。

ビカの家の家主からは、手紙で徹底的に非難されたし、住む場所が不安定なために、風邪をひいてありえないくらいの長期間こじらせた。もっとも僕は家主から罰金を要求されることを恐れていたから、非難の言葉だけが羅列された手紙を読み終えたとき、不安が一気に吹き飛んで、何とも幸せな気分になった。

ただ、副作用として、この家主と同年齢くらいのポルトガル人男性を見るだけで、あるいは、「家主」という単語を想像するだけで、体が拒否反応を起こすようになってしまった。とは言え、来月からは僕自身が家主になるので、責任重大。