休暇の後半は、ポルトガル国内を旅行している。今夏がポルトガル最後の夏になるかも、、、ということもあって、2年以上にいるにも関わらず訪れていない場所に足を延ばしている。週末に丸々2日休暇を取れないことが最近結構あったし、ようやく取れた休みはゆっくり家で過ごしてしまったり、以外と訪れる機会がない。
ここ2日間は、バターリャ、アルコバサ、トマールの3都市を周ってきた。いずれも小都市ながら世界遺産があり、リスボンから電車やバスで2時間程度で手軽に訪れることができる名所だ(にも関わらず今まで訪れていなかったのだけれど)。
バターリャ修道院は、バスが町のターミナルに近づくと、突如としてその巨大な姿を現す。早朝7時発のバスでやってきた僕は、バスの中でうとうとしていたけれど、突然目の前に現れた修道院にバッチリと目を覚まされた。
正式名称は「勝利の聖母マリア修道院(Mosteiro de Santa Maria da Vitoria)。1385年、ポルトガルの国王ジョアン1世がカスティーリャ軍をバターリャ近郊のアルジュバホータで破り、ポルトガルの独立を守った。それを記念して1386年から16世紀初頭にかけて建設された。
特徴はゴシック様式とマヌエル様式の調和。特に回廊の装飾が見ものである。未完の礼拝堂も一見の価値あり。1983年、世界遺産に登録。