長かった夏休みも今日が最終日。明日からまた仕事が始まる。
ヨーロッパの夏を経験したのはこれが初めて。聞いていたとおり湿度が低く、日本の蒸し暑い夏に比べると快適そのものだ。普通の家庭でエアコンを備えているところは少ないようだけれど、家には扇風機すらない。たまに寝苦しい夜もあったけれど、それも2、3度のみ。夜は涼しい風が吹く。 日中でも日陰は涼しい。道幅の狭い旧市街地は人の知恵を感じる。
今年の夏は海によく出かけた。東京にいたときには、海水浴なんか一度も行かなかったのだけれど。しかも欧州人はビーチにいって日光浴をするのを好む。老若男女、みな肌を焼いている。自分の場合は海にいったら水と戯れないわけにはいかない。こんなことをルームメイトのアントニオに話した。2、3日後、アントニオは街中で日傘を差した日本人老夫婦を見かけたらしく、「お前の言ったことを思い出したよ」と言ってきた。そう、やっぱり日本人は「陰」の文化なのだ。日光浴のやり過ぎで、しみだらけの肌というのは美しくない。
日光浴よりも海水浴の方が好きな僕は、ほどほどに日焼けして海から帰ってきた。アントニオ達と泊りがけで行ったアルジェズールのビーチはとてもきれいだった!
十分すぎる程の休暇をとって、明日からまた仕事がんばります。